FEDI® エコシステム
FEDIとは、アパレル業界の課題であるリードタイムの短縮や、需要予測の精度向上、サプライチェーンの効率化と透明性の確保へ寄与するNTTデータが提供するサービスです
FEDI:Fassion EDI
NTTデータの「FEDI」はファッション業界に特化した共通EDIプラットフォームです。
バイヤーとサプライヤー間の取引情報をデジタル化・標準化し、リアルタイムに共有・管理いただけるSaaSサービスとして、 属人化によるガバナンスリスクや、非効率な業務プロセスなど、多くの企業が慢性的に抱える課題を根本から解決します。
商品の特長
企業が持続的に成長するためには、「守りの経営課題」を克服することが重要です。
サプライチェーン高度化により、FEDIは属人化によるガバナンスリスクや、非効率な業務プロセスなど、多くの企業が慢性的に抱える課題を根本から解決します。最終的には、業界全体としての標準化、サステナビリティ実現し企業の成長に貢献します。
取引管理の透明化による全体最適化
FEDI上で統制管理されたデータを関係者間で共有することにより、データの属人化や縦割りの管理を解消し、製品取引におけるガバナンス強化を実現します。また、プロセスごとのリードタイム削減により製品の市場投入サイクルを加速し業界課題であるファッションロスの軽減にも貢献いたします。
サステナビリティ・トレーサビリティの実現
取引履歴を各社システムとFEDI双方に保存することで、情報の信頼性と冗長性を確保いたします。また、サプライチェーン全体のデータを可視化し、製品完成までの確かなトレーサビリティを提供いたします。
データドリブン経営の実現
システムに蓄積された取引データは構造化され、経営者は正確かつ網羅的なデータに基づいた意思決定が可能となります。また、これにより戦略立案や需要予測など、データドリブン経営へのビジネス転換を後押しいたします。
システム分断による人手作業の解消
現状はアパレル・商社・付属商社毎に運用されている業務システム間のギャップを埋めるため、大量の手入力や転記作業が発生しています。その分断を解消し、人件費の大幅削減、 また、入力ミスによる差し戻しや修正対応に伴う時間の無駄も軽減します。
FEDIが解決する課題
気候変動による需要予測の難化や消費者ニーズの多様化など、市場変化への即応が求められる一方、膨大な調整コストや複雑なデータ連携によりリードタイムが長期化しています。
応答性の限界と入力精度の低さによるロス
承認・回答・納期調整が人手依存で、取引リードタイム短縮の妨げとなり、大量生産・大量廃棄につながっています。
また、受発注データ転記や手入力でのミスが発生し、差戻・修正に多くの工数が費やされています。
データ活用の機会損失
非構造的な注文データは分析・予測に活かせず、経営の高度化を阻むリスクがあります。
属人化による不透明性によるガバナンス欠損
取引が属人的であるため、チェック不足や牽制不全が生じ、中小受託取引適正化法違反リスクが拡大。ブランドごとの分断構造で調達コスト増・機会損失が発生し、進捗確認も属人的で全体の不透明性やトレーサビリティ不足により企業責任が問われています。
各社との連携・社内データ活用業務にかかるコスト
DX推進により各社に多様なシステムが導入され、連携のための投資費用が肥大化。加えて口頭・アナログ対応によるコミュニケーションコスト増大、社内データ整備や分析に伴うコスト負担と対応遅延が発生し、業務効率を阻害しています。
課題解決のアプローチ
FEDIは、アパレル/繊維商社/付属商社/工場などサプライチェーンの各種ステークホルダをつなぎ、各工程を可視化します。
また、各社間の必要情報とコミュニケーションを一元管理いたします。
※FEDIのEDI連携することで、連携先各社毎に異なるEDI構築が不要となります。
効率的な取引を支えるデータ連携の仕組
標準APIによるデータ連携を通じて、FEDIに参加する全ての連携先企業・自社関係者間で同一データを共有可能にします。これにより各社システムに分析用データを一元集約し、迅速かつ制度の高い意思決定を支える基盤を実現します。
標準化データ連携による全体最適化の実現(1/2)
バイヤーがサプライヤへクライアントライセンスを払い出していることで余分な費用が発生。標準API連携でサプライヤ自身のシステムから直接送信でき、追加負担が不要に。専用EDI構築も不要となり、複数EDI開発の投資を大幅削減可能です。
標準化データ連携による全体最適化の実現(2/2)
標準化データ連携で透明性と法令順守を強化し、不透明な発注や法令違反を排除。ブランド単位の分断を解消し経営資源を最適化することで、健全な取引環境と強固なガバナンスを確立し、持続的な競争力向上を実現します。
FEDIソリューションラインナップ
FEDIでは、お客さまのニーズに応じて選べる2つのソリューションをご提供しています。
- 1. API連携サービス
- 2. ポータルサービス
FEDI-API(API連携)
既にシステムをご利用中のお客さまには、各社のシステムを連携するための「API」をご提供いたします。これにより、業務の効率化やデータの一元管理が可能になります。
FEDI-portal(ポータル画面)
システムを導入されていないお客さまには、そのまま業務システムとしてご利用いただける「ポータル画面」をご提供いたします。直感的な操作で、すぐに業務に活用いただけます。
本ポータルはバイヤ・サプライヤがそれぞれ利用可能な画面をご用意しております。
お知らせ
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2025年1月17日
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2024年4月30日
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2024年4月30日
ライブラリ
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サプライチェーン効率化
エシカルな未来を共想するFEDI
ファッションロスをゼロにする業界を横断したデータ統合への挑戦