- 導入目的
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- ・サステナビリティ経営の方針に基づき、GHG排出量の可視化と削減を推進するため
- ・Scope3まで含めた排出量可視化の実現と、効果的な削減施策の立案のため
- 導入前の課題
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- ・従来の品目名ベースの排出量算定では、算出作業に多大な工数がかかっていた
- ・Scope3カテゴリ1・2について、事業拡大に伴う排出増加に対し、有効な削減策を見出せていなかった
- 導入理由
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- ・「総排出量配分方式」によりサプライヤ単位での排出量算出が可能
- ・CDPが保持する一次データを活用可能
- ・サプライヤの削減努力を自社の算定に反映できる仕組み
導入のきっかけ
~気候変動対策を経営課題に据え、Scope3の可視化に着手~
アルファシステムズでは、気候変動への対応を重要な経営課題と位置づけ、温室効果ガス(GHG)排出量の削減をサステナビリティ経営の基本方針に掲げています。
2021年には気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の推奨項目への対応状況を公開し、2030年までにScope1+2を50%削減、Scope1+2+3を従業員あたりで25%削減する目標を策定しました。
この目標の達成に向け、Scope3の算定・可視化に取り組む中で、特にカテゴリ1および2の排出量が大きな課題となっていました。
導入理由
~「総排出量配分方式」で算出工数を削減、排出量の削減可能性も拡大~
Scope3カテゴリ1・2の可視化には多くの工数がかかり、従来の品目名ベースの手作業では限界がありました。また、排出量の削減についても「支出金額を減らす」以外の現実的な打ち手が見つからず、対策が難航していました。
その中で採用したのが、GHG排出量可視化プラットフォーム「C-Turtle®」です。
導入の決め手は、影響度の高いサプライヤ単位での算定を可能にする「総排出量配分方式」と、国際非営利団体「CDP」が提供する一次データを活用できる点でした。
これにより、算出業務の工数を大幅に削減できるだけでなく、サプライヤの削減努力を自社算定に反映させる新たなアプローチが実現可能となりました。
今後のビジョン
~サプライチェーン全体で脱炭素と事業成長を両立へ~
今後、アルファシステムズではC-Turtleを活用して、Scope3カテゴリ1・2の排出量削減に向けた取り組みをさらに強化していきます。単に自社内にとどまらず、サプライチェーン全体を視野に入れた脱炭素化を推進し、環境対応と事業成長の両立を目指します。
持続可能な社会の実現に貢献し続ける企業であるために、引き続き、可視化・削減の取り組みを深化させていく方針です。
(※)「C-Turtle®」は日本国内における株式会社NTTデータの商標です。
企業紹介
株式会社アルファシステムズ
当社は、1972年の創業以来、基幹系通信システムをはじめとする幅広いソフトウェア開発に従事してきました。社是「和・信頼・技術」と、企業理念「常に発展する技術者集団」「発展の成果を社会に常に還元する企業」のもと、社会インフラを支える存在として成長を追求しています。
情報通信技術を通じて、社会的課題の解決と新たな価値の創出に取り組んでいます。
https://www.nttdata.com/jp/ja/lineup/c-turtle/
【C-Turtle®】の概要資料は、こちらからダウンロードください。
問い合わせ先:
コンサルティング事業本部 サステナビリティサービス&ストラテジー推進室
mis-mfg3-green@kits.nttdata.co.jp