AI-Native時代に企業が目指すべき基幹システム像を提言するホワイトペーパーを公開
~モダナイゼーションの目的を「移行完了」から「AIと共に進化し続ける基幹システム」へ再定義~
トピックス
2026年8月20日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、AI-Native時代注1に企業が目指すべき基幹システム像と新たなモダナイゼーション戦略を提言するホワイトペーパー「AI-Native時代のモダナイゼーション ― 目指すべき姿と品質保証の考え方(PDF:5.0MB)」を、2026年8月20日に公開しました。
本ホワイトペーパーでは、モダナイゼーションの目的を「基幹システムの移行完了」から「AIと共に進化し続ける基幹システムの構築」へ再定義しています。また、この実現に向け、リビルド注2の全工程にAIを適用する開発アプローチや、現新比較試験注3にAI-Native開発注4の考え方を取り入れた品質保証手法、リホスト注5とリビルドによる段階的なモダナイゼーション戦略を提唱します。
ホワイトペーパーの概要
AIエージェント注6の活用やシステム開発へのAI適用が広がる一方、多くの企業では基幹システムの老朽化、複雑化、ブラックボックス化が課題となっています。今後のモダナイゼーションでは、既存システムを移行するだけでなく、移行後も事業環境や制度、セキュリティ上の変化に迅速に対応できるシステムを構築することが重要です。
本ホワイトペーパーでは、AI-Native時代の基幹システムに求められる要件として、「業務を支えるAIとの連携容易性」、「AI-Native開発を前提とした変更容易性」、「AIガバナンスを支える説明可能性」、「サイバー攻撃への耐性」の4点を整理しています。
さらに、現行仕様の復元から設計、製造、テストまで、リビルドの全工程にAIを適用する開発アプローチを提示します。現行システムや現行データを「正解」として新システムとの出力差分を検証することで、移行時だけでなく、移行後の継続的な改修においても、安全性と迅速性を両立することをめざします。
ホワイトペーパー
今後について
NTTデータは、実際の基幹システムを対象とした検証を通じて、AIを活用したリビルド技術と現新比較試験の高度化を進めています。今後も、本ホワイトペーパーで示した考え方の実証と研究開発を推進し、企業のモダナイゼーションと継続的な業務変革を支援していきます。
参考リンク
AI-Native開発に関するホワイトペーパー
AI時代の商用システム開発における責任とガバナンスを体系化したホワイトペーパーを公開 | NTTデータグループ - NTT DATA GROUP
COBOL資産のモダナイゼーションにおける課題(DATA INSIGHT)
「変換できた」は「動く」ではない—AI時代のCOBOL移行が直面する3つの壁
注釈
- 注1 本ホワイトペーパーでは、AIが補助的な道具ではなく業務とシステム開発の主体となり、人を前提に作られた仕組みをAIが直接扱える形へ整える必要が生じているという状況を「AI-Native時代」と表記しています。
- 注2 リビルドとは、現行システムの仕様を基に設計からシステムを作り直すモダナイゼーション手法です。
- 注3 現新比較試験とは、現行システムと新システムへ同一データを入力し、出力結果を比較する品質保証手法です。
- 注4 AI-Native開発とは、AIを開発の主体に据え、AIが最大限の能力を発揮できるよう開発環境そのものを最適化するアプローチです。
- 注5 リホストとは、プログラムを現行と同一の言語のまま、新しい基盤(ハードウエア・OS等)へ移すモダナイゼーション手法です。
- 注6 AIエージェントとは、自律的にタスクを計画・実行し、業務プロセスを支援するAIです。
- その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
AI事業本部
AIテクノロジー事業部
担当:岡田、坂田、師
E-mail:adm_consul@kits.nttdata.co.jp