「NTT DC REIT」、シンガポール証券取引所へ上場
~データセンター特化型REITを設立~
報道発表
2025年7月14日
株式会社NTTデータグループ
2025年7月14日、株式会社NTTデータグループ(以下:NTTデータグループ、当社)は、当社グループの連結子会社であるNTT DC REIT Manager Pte. Ltd.が運用を担当する不動産投資信託「NTT DC REIT」(以下、本REIT)がシンガポール証券取引所に上場したことをお知らせします。
当社は本REITを通じて、当社グループのデータセンター事業のさらなる成長と企業価値の最大化を目指します。
背景
クラウドサービスの普及と生成AIの登場により、データセンターの重要性は急速に高まっています。NTTデータグループは、世界第3位注1のグローバルデータセンター事業者として、2025年3月末時点で約1,500メガワット(MW)のデータセンター事業を展開しています。グローバルなデータセンター需要の拡大を事業機会と捉え、積極的な投資を行っており、2024年度は4,130億円を、2025年度も同水準の投資を予定しています。
本REITの上場と運用を通じて、データセンター投資の回収サイクルの早期化および投資資金の創出を行うことで積極的な投資を継続し、当社グループのデータセンター事業のさらなる成長を目指します。
NTT DC REITの概要
本REITは、当社グループが保有・運用するデータセンター資産を主な投資対象とし、最初のポートフォリオとして米国、オーストリア、シンガポールに所在する6つのデータセンター資産(総電力容量(IT Load):約90MW)を組み入れています。
本REITは、当社の連結子会社であるNTT Limitedをスポンサーとし、これまで培ってきたデータセンター開発・運営ノウハウを最大限生かし、安定的かつ持続的な運用を目指します。また、将来的には当社グループが保有する他のデータセンター資産の追加組み入れも検討しています。
詳細については、2025年5月8日付けの「連結子会社における固定資産(データセンター)の譲渡に関するお知らせ」や本REITに関する適時開示資料注2注3をご参照ください。
https://www.nttdata.com/global/ja/news/release/2025/050802/
今後について
NTTデータグループは、デジタル社会を支える社会インフラとしてのデータセンターの重要性を認識し、本REITの成長を支援し続けると共に、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
注釈
- 注1 中国事業者を含まず。Structure Research 2024.7 ReportよりNTTにて作成
- 注2 2025年6月27日(開示事項の経過)連結子会社における固定資産(データセンター)の譲渡に関するお知らせ(PDF:197KB)
- 注3 2025年7月7日(開示事項の経過)連結子会社における固定資産(データセンター)の譲渡に関するお知らせ(PDF:200KB)
- 文章中の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータグループ
パブリックリレーション室
斉藤
E-mail:nttdata-pr-inquiries@am.nttdata.co.jp