NTT DATA

DATA INSIGHT

NTT DATAの「知見」と「先見」を社会へ届けるメディア

カテゴリで探す
サービスで探す
業種で探す
トピックで探す
キーワードで探す
カテゴリで探す
サービスで探す
業種で探す
トピックで探す
2025.9.11

「日本を元気に」――都市と地方の心理的距離を縮める、新しい地域社会のかたち

NTTデータ 第三金融事業本部保険ITサービス事業部戦略デザイン室(以下、戦略デザイン室)では、「多拠点居住」や「バーチャル技術活用」による新たな地域の姿として、「拡張地域社会」の提言を進めています。 拡張地域社会とは、定住を前提とせず、都市に住みながらも地方とつながり、関わり続ける人々を包摂する新しい社会のあり方です。

戦略デザイン室は、メタバース推進協議会・福島大学と共に、人口減少や帰還困難区域などの課題を抱える地方における関係人口の創出を目指し、XRやAIといった先端技術を活用した“地域社会の再現”に挑戦しています。 その第一歩が、東日本大震災の復興に取り組む福島県との共創です。リアルとバーチャルを行き来できる仕組みを通じて、観光・交流・伝統文化の継承といった地域資源の価値を再発見し、多様な人々が関われる未来を描きます。

「都市と地方が調和し、人・自然・技術が融合した社会」――それが戦略デザイン室が描く「拡張地域社会」です。

目次

1.みらいの農家withフェアリージャパン(葛尾村)

2025年7月21日(祝・月)13時~17時には、福島大学地域未来デザインセンターにおいて、未来社会のユーザーデザインワークショップ(※)「みらいの生活withフェアリージャパン」を、一般社団法人メタバース推進協議会(代表理事 養老孟司)、福島大学地域未来デザインセンターと合同で開催しました。
当日は、新体操元日本代表藤野朱美さん、フェアリージャパン元日本代表の坪井保菜美さん、サイード横田仁奈さんをゲストに迎え、葛尾村で循環型ビジネスや地域交流の場づくりに取り組むアパレル事業会社である有限会社カラーofカラーズも加わって福島大学「葛尾未来デザイン塾」に参加する学生たちが、葛尾村における2050年の農家と都市との関わりについて、柔軟な発想でアイディアを出しあいました。

(※)未来社会のユーザーデザイン

株式会社アウロラ・アライアンスとNTTデータのヘルスケア共創ラボが共同開発したワークショップ手法。フューチャリストの思考プロセスを噛み砕き、「未来の当事者視点」で理想の実現に向けた示唆を得ることができる。

2.みらいの仕事with LumiUnion(浪江町)

2025年8月26日(火)13時~17時には、福島県双葉郡浪江町の「道の駅なみえ」において、未来社会のユーザーデザインワークショップ「みらいの仕事with LumiUnion」を開催しました。
当日はLumiUnion(田中咲帆さん、雪月心愛さん)をゲストに迎え、福島大学F-REI食農チーム代表の小山教授にも講演していただき、「都市と農村を行き来する未来の仕事」をテーマにディスカッションを行いました。浪江町の町民に加え、大企業から浪江町に出向中の方、未来社会の当事者となる福島大学の学生など、多様な参加者で意見交換し、浪江町に関係する生活者の2050年の働き方について考えを巡らせました。

関連サイト

3.今後の予定

戦略デザイン室では、最新の仮想・拡張現実を活用して、地方の関係人口を創出する「拡張地域社会」構想を提言しています。この活動の一環として、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の未来社会ショーケース事業「フューチャーライフ万博・フューチャーライフエクスペリエンス」のパートナーであるメタバース推進協議会の構成員として、展示・ステージイベントを開催いたします。上記2つのイベントについても、ステージイベントで発信予定です。
詳細は追ってヘルスケア共創ラボの公式SNS(XとFacebook)で発信いたします。

常設展示について

期間:
2025年9月28日(日)~10月13日(月・祝)
展示内容:
里山をテーマとしたブースで福島の復興ストーリーや里山の魅力、技術の可能性に触れ、AI養老先生に人・自然・技術が融合した未来の生活について考えるヒントを伺うことができます。

関連サイト

記事の内容に関するご依頼やご相談は、こちらからお問い合わせください。

お問い合わせ